脂肪の効用
脂肪を嫌がっているヒトいませんか?
脂肪にも、生体内ではいろんな役目があるんです。
1.高効率なエネルギー源
やっぱコレでしょう。
なんと言っても、炭水化物やタンパク質が1グラムに4キロカロリーしか有していないのに比べ、脂肪は1グラムあたり9キロカロリーも持っています。
だからダイエットには大敵なのよー!!!
っていう声が聞こえてきそうですね。
そうです。
ダイエットするためにはやはり、脂肪はできるだけ落として摂ったほうがいいでしょう。
でも、あまり必要以上に気にすることはありません。
それでストレスを感じて太るほうがよっぽど不健康です。
また、料理に脂肪を入れておくと、同じカロリーの料理で比較すると、胃腸にかかる負担は脂肪が多いほうが軽いんです。
炭水化物やタンパク質でカロリーを補っていた場合、それらを分解して消化・吸収するのに様々な酵素を使わなければなりません。
一方、脂肪の場合は、それほど多くの酵素を必要としませんし、吸収も拡散されていくだけなので、負担になりません。
2.必須脂肪酸とコレステロール
血中のコレステロール値ですが、これも多すぎるのはいけませんが、少なすぎても良くないんです。
神経細胞の形成に関わってきますし、非常に重要です。
コレステロールにも悪玉と善玉がいることは、このサイトに訪れるほどのマニアの方なら知っていると思います。
コレステロールには悪役のコレステロールと、正義の味方のコレステロールがいます。
両方とも食事によって割合が変わってきますが、運動トレーニングによってもかなり変わってくることが知られています。
また、必須アミノ酸と同様に、体内で合成されないけれども必要な脂肪酸があります。
これを、必須脂肪酸と呼んでいます。
脂肪酸には「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」があります。
見分け方としては、常温で固形のものは「飽和脂肪酸」、液状のものは「不飽和脂肪酸」が多く含まれているようです。
このうち、不飽和脂肪酸である「多価不飽和脂肪酸」は、体内で合成されません。
その割には、体内で細胞膜などに利用されていることが多く、かなり重要なポジションを占めいています。
というわけで、多価不飽和脂肪酸は食物として摂取することが必要です。
ダイエットといっても、これらを避けることはやめたほうがいいですね。
多価不飽和脂肪酸は、総称です。
具体的にどんな種類があるかというと、たとえば、リノール酸、リノレン酸、DHA、EPAなどが挙げられます。
3.その他の脂肪の役割
脂肪は、ビタミンA、D、E、Kなどの脂溶性ビタミンを含み、また、その吸収を助けるので、ビタミンの供給に関して大切な役割りを果しています。
食物からとった脂肪は、体脂肪となって蓄えられます。豊富な生活を営むことができる現代では不要になりつつある機能ですが、大昔は狩猟などで飢えをしのいでいたため、万が一のために身体の中に溜めておくという、実はヒトの遺伝的な「有益な」進化の証拠なんです。
少し前までも、必ず食にありつけるという日々をすごしていたわけではありません。
このように体脂肪は、もしものときのための貯蔵庫になっているんです。
また、男女の差や体質などによって量に個人差はありますが、
内臓を外的な衝撃から保護する役目も果しています。
脂肪は身体にとって大切なものなんです。
ダイエットするには脂肪分は避けて通りたいところですが、
あんまりにも避けすぎると、よくないですよ。

